謹んで新年のお慶びを申し上げます。
天候に恵まれた年末年始となり、新しい年を希望に満ち溢れ迎えられたかと思います。当院は元日に地域輪番病院で多くの方が受診に訪れましたが、職員一同One Teamで乗り切ることができました。地域貢献の一端を担えたことに安堵しております。
さて、元日の夕方には北陸の能登半島で震度7という地震災害が起こりました。また翌二日には羽田空港滑走路上で飛行機接触事故が発生しました。こうした災害はいつ何時発生するか予測がつかず、また多数の傷病者が発生します。いまなお全国各地の救護班が現地に駆け付け、対応しております。私たちは医療機関としては常にこうした状況にも備えねばなりません。対岸の火事とすることなく、烏山地域および周辺地域、ひいては東京都で災害が発生した場合の傷病者収容の準備を今後進めていきたいと考えています。
本年1月からは整形外科(火曜日午前 羽田医師;順天堂大学)と脳神経外科(木曜日午前 高橋医師・若林医師;東京医科歯科大学)の診療拡充を行い、地域の皆様に少しでもお役に立てる環境整備を行いました。整形外科ではスポーツ外傷、脳神経外科では難治性頭痛やめまい等、脳神経系の症状および疾患についてどうぞご活用ください。これからも皆様のご期待に応えられるよう様々な整備を進めてまいります。
小生就任以来、One Teamによる運営を進めております。今年はさらにそれを推し進め、地域の皆様に愛される医療機関を目指し「家族」という言葉をキーワードに本年は取り組んでまいりたいと思っております。来院される患者様を、家族の立場で診察・診療を行っていくことに尽力したいと思います。
最後になりましたが、本年も地域の皆様とともに歩み、頼られる病院を目指し、病院機能をより良く発展させていきたいと思っております。皆様で気が付くことがあれば、どうぞ叱咤激励も含めてご指導ご指摘頂きたく存じます。
今年も職員一同「One Team」「家族」を合言葉に地域に愛される病院を目指して頑張りますのでどうぞよろしくお願い致します。
世田谷北部病院 院長 馬場裕之